人生の意味を考えさせられる実話
僕の知人が、実際に体験して
直接、聞かせてもらった話です。
知人の友人女性の娘さんが
4歳にして交通事故で亡くなりました。
運送会社のトラックが曲がる時に
内輪差で巻き込まれたそうです。
知人は、いたたまれない想いで
通夜に向かいます。
女の子の死を悲しんでいるのか…
あいにくの雨の日の夜でした。
知人は傘をさして
通夜の行われている家の
玄関に向かいます。
すると…
玄関先で、スーツを着た
ふたりの男性が、90度に
お辞儀をし続けていました。
恐らく、トラックの運転手と
その会社の責任者さんでしょう。
傘もささず、ずぶ濡れです。
いつから、頭を下げ続けて
いるのでしょうか。
知人は、複雑な心境で
玄関から中に入ろうとした
その時です…
中から、亡くなった4歳の女の子
のお母さん(知人の友人女性)と
そのお母さん(4歳の女の子の祖母)
が出てきました。
これは、嫌な雰囲気になってきた。
もし…
もめたら、割って入らないと
事がおさまらないかもしれないと
知人は、入るのをやめて
一部始終を見守ることにしました。
祖母を先頭に二人は、頭を下げている
男性ふたりに歩み寄っていきます。
そしてなんと!
次の瞬間、理解できない行動を
祖母がとります。
孫をひいたであろうトラックの
運転手の前に行って
雨が降っている中、
祖母は土下座をしました。
後ろについていた
亡くなった娘の母親も
土下座をしました。
知人は、何が起こっているのか
理解できずに、そのまま
見守るしかありませんでした。
しばらくの沈黙の後
祖母は話し始めました。
「今回のことは残念でなりません。
悔しさと悲しさが溢れてきます。
だけど、ひいたあなたも辛いでしょう。
このことで、一生、悔いをもって
生きることになるでしょう。
でもね…
あの子は、寿命で死んだんです。
これが、あの子の寿命だったんです。
だから、その寿命の最後を
あなたに、こんなカタチでさせてしまって
ごめんなさいね。
あの子のことを忘れないで
いてあげて欲しいのですが
このことで、あなたは人生を
ダメにしないでくださいね。
あの子の分も
幸せな人生を歩んでくださいね。」
運転手の男性は
泣き崩れてしまいました。
母親も、おばあちゃんも
どれだけ、辛く、悲しかったか
はかり知れません。
そして、通夜は粛々と行われました。
子が親を選んで生まれてくる
胎内記憶の研究や
不思議な体験をされた方々の統計から
最近は、子が親を選んで生まれてくる
ことが明らかになりつつあります。
もし…
肉体以外に魂とか霊体が存在して
「輪廻転生」していると仮定すると
今回の自分の一生は、
魂や霊体から見ると
「ある日の1日」の感覚です。
「夏休み」の期間みたいなもの
と言っても良いでしょう。
世界のほとんどの方々が
人は生まれかわると信じているのも
事実です。
寿命を決めてから生まれてくる
人は、生まれる前から
寿命が決まっていて
母親を選んで、生まれた瞬間に
決めてきたことを忘れます。
これも、胎内記憶の研究で
3人に1人は、覚えていることが
分かってきました。
世界では、100年ほど前から
こういった報告があるくらいです。
話を戻しますが…
人の「死」は
肉体の「死」は
最後が
事故であろうと
病気であろうと
老衰であろうと…
寿命が尽きるから
肉体を離れることができるのです。
これは、私の想像ですが
恐らく、亡くなった4歳の彼女は、
まだ、人間世界の修行の「初心者」で…
今回は、初めから4年間だけ
人間の世界を見に来て
少しずつ慣らしていく
予定だったかもしれません。
流産したり
堕胎したりして
亡くなっていく命も
同じだと
私は思っています。
4歳の女の子の死の意味
もし…
寿命があらかじめ決まっていて
子が親を選んで生まれてくることが
事実だとしたら
こう考えられるかも知れません…
- 幼くして「我が子」を亡くす経験を
受け入れて乗り越えられる
「魂年齢」の高い母を選んで
この世をちょっと見る手伝いを
してもらったのか… - 大切な人を亡くすことから
成長しなければならない親を
選んで生まれてきたのか…
どちらにしても
「死」の意味は
残されたものが決めるしかない
と思っています。
どんな意味付けをするかで
故人の成仏も決まりますし
自分の成長も決まります。
ご縁に無駄なんて
ひとつもないと私は思っています。
全て、お互いの成長のために
ご縁しているだけだと感じています。
あなたが、同じ母親の立場だったら
どうしますか?
今の僕では、頭で理解はしていても
いざ、同じ立場になったら
そのおばあちゃんと同じようなことは
言えない氣がします。
一生、成長のための修行ですね。
亡くなった4歳の子の
おばあちゃんみたいに
受け入れなければ
ならない訳じゃないけど…
同じことを言わなければ
ならない訳じゃないけど…
恨み、悲しんでも良いんだけど…
こうとも…考えられるかも知れません。
「死」が終わりじゃなく「始まり」だとしたら?
「死」が終わりじゃなく
肉体を離れて自由になれた「始まり」
だと思えたら、本人は幸せなんですよね。
何度も転生する途中の1回でしかなく
肉体に閉じ込められて修行する
必要もなく、自由だから…
転生を繰り返し、魂は成長すると
世界中の多くの方々が信じているから
生きていけるのかも知れません。
自分が死んでから
残された家族を見た時
- どんな顔をして
どんな生活を送っていて欲しいですか? - もう一度だけ、声を届けられるとしたら
なんと声をかけてあげますか?
このおばあちゃんは、
亡くなった女の子の
声を代弁してくれたのかも
知れませんね。
この世に、想いを残していたら
成仏は出来ずに浮遊霊に
なっちゃいますが
だからこそ!
「お疲れ様、ご苦労様、ありがとうね。」
って声をかけてあげて、
肉体が無くなったことを
教えてあげて、この世に
引っ張ってあげない方が良いですよね。
忘れないことが供養だと、私は思っています。
この実話を読んでどう感じましたか?
「人生の意味」なんて
凡人には分からないと
思うかも知れません。
「人生の意味」なんて
自分が決めれば良いと
思うかもしれません。
私は、こう思います…
「人生の意味」が正しいとか
間違っているとかじゃなくて
自分がどう「意味づけ」して
それを信じて生きていくと
寿命が尽きる瞬間に
「良い人生だった」と
笑えるかだと感じています。
途中で意味づけを変えても良いし
自分がしっくりとくる
信じられる志をもって
生きることだと思います。
こうして、魂のレベルで
生まれてきた意味や課題を
整理していくことも
ライフコーチングではやっています。
人生で起こることは全て予定通り
だと僕は考えています。
- あなたの人生の予定通りの
課題、テーマは、なんですか? - なぜ?
あなたの母親を選んだと思いますか? - あなたは、どうやって
今世で自分の命を使いますか?
この話から、大切な何かを
掴みとって頂けたら嬉しいです。
人生の意味を整理したい方は
相談してくださいね。
Wrote by:
1ヶ月以上続く「心と体」の悩みアドバイザー 川嶋 和則
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